ノミ・マダニについて

ノミ・マダニ ケア

マダニ寄生ピークシーズンです!

ダニってどんな生き物?

 「ダニ」と一口に言っても、
非常に多くの種類がいます。
ここで挙げるダニとは、ダニ
人間や犬猫の血を吸う「
マダニ」のことです。

マダニは、動物の発する酪酸の匂いに反応して、
木や草からその体に取り付きます。
ダニダニ
そうして、動物の体に口器を刺し込み、
約1〜2週間かけて血を吸います。

マダニは多くの病気を媒介します。
貧血
皮膚炎

犬バベシア症
命に関わる恐ろしい病気です。

バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して破壊し、
感染した犬には
貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、
急性の場合は黄疸や衰弱などによってに至ることもあります。
全国的に感染のリスクがあります。
ダニ発生分布


猫ヘモバルトネラ症
ヘモバルトネラ フェリスという菌が猫に感染する病気です。
ウイルス感染やストレスを受けると
貧血、元気消失、体重減少、食欲不振などの症状が悪化します。
ノミ・マダニにより媒介されると考えられており、
輸血や母猫の胎盤からも感染するといわれています。

ライム病
マダニからペットだけでなく、にも感染します。

犬や猫に感染した場合、
皮膚症状、神経症状、発熱、食欲不振などの症状がみられます。
に感染した場合、皮膚症状、起立不能、
歩行異常や神経過敏などの神経症状 、関節炎
などの症状ががみられます。

マダニは人にもウイルスを媒介しています。
日本紅斑熱
発熱、全身の発疹などの症状がみられます。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)

発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)。
また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、
リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状がみられます。
※SFTSは死に至る恐ろしい病気です。
犬や猫での発症は未だ報告されていません。

もし、マダニが犬や猫の肌に食いついているのを見つけても、
決して無理に取ろうとしてはいけません
刺さっている口器が肌に残って化膿してしまったり、
吸われた体液が逆流して、
上記の病気の原因となる原虫を、
犬や猫の体に送り込むことに繋がる可能性があります。
そのまま病院に連れて行きましょう。
吸血開始から48時間以内なら、
病気を媒介する危険性が低いです。
駆除薬の投与で早い対応を心がけましょう。


ノミってどんな生き物?

ノミとは、人間や犬、猫などの動物の
血を吸って生きている昆虫の一種です。

刺されると、強いかゆみを引き起こし、
それが原因で皮膚病になってしまうこともあります。

ノミの起こす症状
  • 貧血 
    細菌の二次感染
  • 瓜実条虫/サナダムシ

    ノミから媒介される代表的な「条虫症」で、
    瓜の種状の片節を持つ瓜実条虫(サナダムシ)としてよく知られ、
    犬や猫に感染する病気です。
    下痢・嘔吐などの症状を引き起こします。
    体長50cm以上になることもあり、瓜実条虫
    犬や猫がグルーミング等でサナダムシの卵を宿した ノ
    ミの成虫を食べることにより小腸に寄生します。
    瓜の実に似た片節が、糞便や肛門の周辺に付着します。

  • ノミアレルギー性皮膚炎

    最も重要なノミ被害です。
    ノミによる吸血が繰り返されることにより、
    ペットがアレルギー状態になり、
    激しいかゆみ、湿疹、脱毛などの症状が現れます。
    いったんアレルギーになるとわずかなノミ寄生でも
    悪影響を及ぼすため 完治するには時間のかかります

  • 猫ヘモパルトネラ症

    ヘモバルトネラ フェリスという菌が感染し、
    貧血、元気消失、体重減少、食欲不振などの症状が現れます。
    ウイルス感染や色々なストレスを受けると症状が悪化します。
    ノミ・マダニによって媒介され、
    輸血や母猫の胎盤からも感染するといわれています。


    ノミの被害は人間にも及びます。

  • ノミ刺咬症

    ノミの被害

    人間がノミに刺されると激しいかゆみがおこり、
    患部をかくことで細菌感染し、
    ひどい場合はアレルギーになって
    水ぶくれのような状態になります。

  • 猫ひっかき病

    バルトネラ・ヘンセレという菌に感染した猫に

    人間が引っかかれたり、咬まれたりすると、
    その部位が化膿したりリンパ節が腫れ、
    発熱、頭痛などの症状が現れるという感染症です。

  • ノミのライフサイクル
    気温が13℃以上になると、
    ノミのライフサイクル(卵→幼虫→さなぎ→成虫)
    が循環するので、予防しなければどんどん増えてしまいます。

    ノミ発育サイクル

    室内飼いの犬や猫でも、
    散歩や飼い主さんが家に持ち込んでしまうことなどで、
    ノミが寄生してしまうこともあります。

    また、飼い主さんの膝から下にかけて
    強いかゆみがある場合、
    ノミの存在を疑った方が良いかもしれません。

    ノミを見つけても、
    決して手で潰してはいけません
    ノミの体内にある何百個もの
    卵をまき散らしてしまうからです
    取り除く時は潰さないよう慎重に、

    ガムテープなどにくっつけて、
    完全に包み込むようにして捨てましょう


どうやって予防すればいいの?

 ノミ・マダニのどちらも、

定期的に予防薬
(錠剤・ジャーキータイプ)を飲ませるか、
首の後ろに落とす薬で
駆除することが
可能です。

大切なペットをノミ・マダニから守りましょう!


引用:ZENOAQ より http://n-d-f.com/

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